チャレンジ岩屋谷滝

岩屋谷雄滝-ルート編

私は、このレポを書くにあたって少々迷いました。このレポをHPに公開する事によって、安易な気持ちで行きたいと

思う人が増えると困るからです。何故なら滝へのルートは時間もかかるし、危険箇所もあるし、滝までは水分補給も

する所がなく、特に帰り道の不明瞭さはレポでは表現出来ず、自然環境の変化による雨、ガスも難敵になります。  

でも、私のHPで日頃からお世話になっている人達に少しでも参考になればと思って、出来るだけ詳しく書いて見ました。

尚、このレポを見て滝見に行って事故にあってもあくまでも自己責任ですので、私は責任を負うことが出来ません。

 

2007.7.1 

5:20

5時半の集合時間よりやや早く5時20分に集合場所の上北山村水尻のバス停に到着したがふぇるめーるさん(相方)は既に来ていた。

5:30

お袋が持たせてくれた栄養ドリンクを二人で飲んだ後、いざ出発!

長い道のりになりそうだが期待に胸が膨らむ。

 5:21

登山道への取り付きはこの階段を登る。

相方の荷物は、私のよりだいぶ重そう!

 5:35

いきなり急坂の連続で分岐も数箇所あるが、道の方向は考えず、上へ上へ登るのが基本だ。

 

7〜10分間隔位に何度か小休止するが、既に汗だくになった。

出だしの30分の急坂はほんときつい!

この先の急坂では、早々と蛭君にも遭遇した。

 6:10

急坂を登り終えると少しなだらかな道になる〜やれやれ!

少し体も慣れて来たが、急坂はこれで終わった訳じゃない!

 

 7:04

やがて尾根に到達すると視界が開けて、眼下に池原ダムが見えて来るが、なかなか美しい風景で心が和む!

ここで5分ほど休憩して先に進む!

 7:19

杉林の植林帯に入ったが、尾根の脇にはネットが登山道に平行して続いている。

シカ避けか?いや熊避けか?(無理か)

 7:40

ようやく登山道の中間点に到着したが、「小峠山1099.7M」って看板に記載がある。

水尻は標高350mってことは、750mも登っている〜しんどいのもうなずけるなぁ・・

ここまで2時間10分、夏場にしては早いペースかも〜登山のHPでは2時間30分とかで、ここで大半はユーターンとのこと。

 

 ここから望む山々の景色が素晴らしく、青空も雲もほんと美しいですよ〜

 不動七重の滝の先から登る釈迦ヶ岳も遠方に見えるが、登山者の気持ちも理解出来るなぁ・・

7:55

約15分休憩して、小峠山を出発!

 8:00

小峠山から急に細くなった道を少し下って少し登ると「小峠山 最高点 中峰 1100m」の看板があったが、ここからの風景も美しい!

 8:10

 中峰から少し下って少し登ると、またまた看板〜今度は「小峠山 西峰1100m」となっている。

これから先は、これ以上は高度が上がる事はなさそうなので少しほっとする。

 8:18

大きな枯れ倒木の間を潜り抜ける。

ここの少々手前ぐらいで、蛇さんにも遭遇して睨まれた。

 8:26

幅1mに満たない細い木の間を抜ける所もあるがこの辺は明瞭な道だ。

コースが良く分からないので、カットしている写真もあるが、もちろん不明瞭で荒れた道も数箇所ある。

 

 8:36

滝の上方に近づくと暫くは山々と青空の美しい風景が続く!

もう少しと思い歩く足取りも軽くなる。

が、甘くはなかったぁ・・・後ほど解説。

 8:47

程なく遠方に見えた釈迦ヶ岳(少しはげている所の上方の山)が近くに見える様になったが、幾分雲がかかって来た様だ。

 8:50

昨秋に、相方が雌滝にアプローチしたポイントに到着した。

二人で相談して、沢の基本である下から上、すなわち下方にある雌滝からトライする事に決め5分ほど休憩を取る。

8:55

雌滝へのアプローチ開始

 9:04

少し降りると、一昨日の雨でぬかるんだ枯谷に積もった落ち葉と岩が滑って思う様に進めない

この先も何とか降りたが、一層谷が険しくなり登山道から約100m以上降りた所で、身の危険を感じて無念の白旗を上げた。

前回は谷が乾いていたので、行けたとの事だが良く行けたもんだなぁ!(無謀?)

しかし、登山道への折り返しはめちゃきつく疲労困ぱいで、左足の膝横も痛めた様だ。

この写真の所で白旗上げるべきだったと後悔 

今度は雄滝へのアプローチになりました。

上の白く見えるのが雄滝130mで下にチラット見えるのが雄滝70mです。

雄滝滝前には滝左手の標高約1000mの尾根から急斜面を約220m降りて行く事になりますが、雌滝へは約300mにもなるでしょう!

折り返しがいかに厳しいか・・・です。

 10:10

雄滝へのアプローチ開始

約1時間少々のロスで登山道で休憩後、気を取り直して50m先に進んで、今度はこのポイントから右手に降りて、雄滝へのアプローチを開始したが枯谷の右手の尾根を忠実に降りて行くと。とやがて行止まりになる。

そこで滝音を頼りに枯谷を横切るとチラット滝が見えて来たので滝の方向に向かって斜めに降りて行くと凄い滝が姿を現した〜圧巻だ!

 11:00

やがて滝前に到着したが、この様な角度で見上げる事が出来る〜巨瀑、美瀑、秘瀑、なんと表現して良いか・・とにかく素晴らしい滝だ!

お腹が空いたので、おにぎりを食べながら至福の時を過ごすが、相方は疲れからか寝てしまった様だ。私は足が少し痛むが、沢装備にチェンジして下流の滑床に漬かりながら撮影を開始したが、やがて相方が起きて来て二人で撮影に夢中になる。

 

 13:10

帰還の時間が来た〜名残惜しくも滝を後にするが、ここでの折り返しも厳しく、汗だくになりながら急斜面を登るが、二人の衣服に蛭が一匹ずつくっ付いていたが、幸いにも難は逃れた。

 14:08

滝への降り口である登山道に到着したが、折り返しはきつく疲労感があるが満足感もある。

折り返し時に雌滝の滝前がチラット見えたので雌滝のアプローチも此処からの方が近いかも

 14:15

重い足を引きずって、帰路の登山道を歩き始める〜少しガスがかかって来た様で、山の風景も少し視界が悪い。

P1010011.jpg

 14:42

なんとなく道なりに歩いていたが、この辺を通過後に登山道から外れてしまった。

迂回路を歩いて無事に登山道に戻ることが出来て一安心・・少しのロスで済んだ。

帰路はY字の枝道が多くて来る時に比べると迷い易いので注意が必要です。

 15:19?

最高点に到着〜更に視界が悪くなって来た。

(?は行きの写真を流用のため時間は推測)

 15:23?

上記看板から約4分で分かり難いY字路があるが、ここは真っ直ぐに歩かず上に登る。

 

相方が、前回真っ直ぐ行ってしまい薮こぎで登山道に戻ったため30分のロスがあったとのこと。

 15:25?

やがて中間点の小峠山に到着したが、まだまだ時間がかかるので、パンで腹ごしらえをして休憩を取った。

追加:ここから雄滝までの間は、小さなハエが多い所で、食事中はちょっと困惑した!

 

 15:40

小峠山を出発

 16:09

ガスによって視界がどんどん悪くなって来た。

行きの時は見えた池原ダムは全く見えない。

今回、相方に懐中電灯の持参を言われたが、なるほどなぁと思った。

 

その後、ガスは少なくなったが、杉林の急坂も薄暗いし、思ったより随分時間がかかる。

 17:30

ようやくヘトヘトで駐車地に帰り付いた。

5:30ジャスト出発で、17:30ジャスト到着とは旨く出来たものだ。(笑)

なんと所要時間12時間かぁ・・すごいなぁ!

 

お互いの健闘をたたえて解散したが、雌滝に行けなかったので、また行きたくなるかも・・

奈良200滝達成の有意義な滝めぐりでした。

 

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