ウスガサの滝

川上村奥玉谷にある滝で、R169からは大迫ダムを渡り入之波温泉から対岸を走り、分岐を北股川沿いに数分

走ると左手にありますが、三之公分岐の少し手前になります。林道ゲート止がありますが今回は開いていました。

 

林道入口からダート道を約800m走って路肩に駐車しましたが、この先は荒れた急坂だったので歩きました。

林道を約30分歩くと、しだいに谷との距離が近くなり、右手の支谷がある所から約10m下の谷に降りました。

 

最初は平凡な谷なので、楽勝かと思いながら岩飛びで進むと、やがてV字の険しい谷に変貌しました。




呆然としながらも休憩を取って先に進むと、下の様な巨岩もあり、水に漬かるか岩を登るか選択を迫られました。

やむなくこわごわ岩をよじ登って先に進みましたが、落差100mの岩に挟まれた谷なので巻き道はありません。


更に連続する巨岩を乗り越え先に進むと、岩の窪みに多数の鳥の羽、鹿の足、岩の上には大量の熊の糞がありました。

熊の餌場を通過して先に進むと、初めて小さな滝を目にしましたが、なんとなく癒された気分になりました。


林道入口から1時間半を経過後、右下の写真の様に、巨岩の空間に僅かに滝らしきものが見えて来ました。




左手に回り込むとようやく滝を見る事ができましたが、滝は岩に囲まれており、正面も胸まで岩のフェンスがあります。

滝は落差約12mと小ぶりながらも、岩岩岩の特異な風景の中を美しく流れており苦労して来た甲斐がありました。


滝上部を正面からアップで捉えると水量も多く見えますが、もう少し水量があると下方も末広がりになります。



巨岩の間を流れる滝は美しいですが、新緑や紅葉の時期には美しさを増すことでしょう!


岩に囲まれた滝壺も浅いながらも水がすごく綺麗ですよ!


今回も秘境の滝仲間であるふぇるめーるさんにご一緒して頂き感謝です。

アプローチはかなり大変でしたが、凄みのある絶景を見ることが出来ました。


 

 

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