道の駅「吉野路黒滝」からR309を南下して天川村に入ってから唯一の信号を左折してほどなくY字路を右手の
ミタライ渓谷方面に入って、白川八丁への橋を右手に見て細い道を先に進んで左手の神童子谷林道に入ります。
林道終点近くまで進むと容易に川に下りる道がありますが、少し先の橋詰めから降りると谷沿いの道に出ます。
谷沿いの道は所々崩壊しているためすぐに谷に降りて進むことになりますが、最初は緩やかな沢歩きです。
神童子谷の遡行を開始して約30分で、谷の両脇が岩壁に挟まれた「ヘッツイサン」呼ばれている所に到着しました。
岩の向こうから逆光が差込み神秘的な風景ですが、ヒダまで浸かりながらパチャパチャと気持ち良く先に進みました。
「ヘッツイサン」から穏やかな流れの美しい渓谷を約30分遡行するとようやく最初の滝に到着しました。
落差は5mと低いものの大きな釜の水はとても美しく、冷たい水もおいしかったです。
赤鍋滝の上方は美しい釜が連続してあり、ここは沢登りでは最も楽しい所かと思います。
しかし、我々滝メグラーはツルツルの岩壁を通過するのは困難なため大きく迂回するハメになります。
帰りにはここで泳ごうとしましたが、水が冷たすぎて回避しました。
赤鍋滝の高巻で、30m〜40mも上に追いやられて、閉口しましたが、上流はまた穏やかな流れでした。
赤鍋滝から約1時間で、左手の犬取谷(落差6m)と右手のノウナシ谷(落差3m)が合流する釜滝に到着しました。
薄暗い中を太陽光が差込んで絵になる風景でしたが、滝前は広い空間もあり、ここで昼寝なんて最高ですね。
二の滝へ