鉄の橋を渡ってから更に道が急になり、谷から道が徐々に離れて行きます。道が崩れた箇所もありますが、
迷うほどではありません。やがて絶壁の向うに今回のメインである3段落差35mの牛呼滝が見えて来ました。
木の陰に隠れて全貌が見え難いですが、その迫力は伝わって来ます。が・・幾ら探しても滝前に降りる道が
ありません・・ロープを使って強引に降りようかと思いましたが、一人ではかなり危険なので残念しました。
一段目の滝の水たまりの様な滝壷の奥には、大きな丸い空洞(左下)がありますが、
ここに風が集まって牛の鳴き声の様な音を出すことから牛呼滝と滝名が付いた様です。
上谷には馬ノ背滝から牛呼滝の間には四段滝など落差20m程の良い滝があと二つ程ありますが、本格沢登りで
ないと行く事が出来ません。牛呼滝の少し下からも谷に降りる事は可能の様ですが、斜瀑の直登りになる様です。
四段滝から100m足らずの距離にあるメインの3段落差35mの滝ですが、今回もテラスからの遠望になりました。
強い日差しと木の陰に隠れて薄暗い滝の全貌が見え難く、その迫力は伝わるものの撮影は困難でした。
少し下流からロープを伝い谷に降りて滝前に到達することが出来そうですが、2006年に続いて今回も回避しました。
一段目の滝後部には大きな丸い空洞があり、ここに風が集まって牛の鳴き声の様な音を出すことが牛呼滝の由来です。
滝前の岩のテラスには石楠花が丁度見頃で美しく咲いていました。
最後に、今回も同行して頂いたふぇるめーるさんに感謝です。
奈良の滝