千手滝から階段を登って滝見道を戻ると支谷の手前の丸太の階段があり、帰路の滝見道に入らず
そのまま下っていくと下方写真の様に前鬼川本流が見える地点から踏み跡を辿り下流に進みます。
程なく岩壁に突き当たると、一旦前鬼川に降りたあと再度上ると岩の出っ張ったテラスに出ました。
テラスからは落差60mの不動滝の全貌が見えましたが、滝前に降りるの危険なため回避しました。
この谷最大の滝だけあって落差は凄くてカメラに収まらず、写真左下は合成した全貌写真です。
滝上部は穏やかな流れの斜瀑ですが、下方は折れ曲がり直瀑になっている素晴らしい滝でした。
2008.6.7撮影
千手滝の下流から撮影した不動滝の滝口ですが、これが限界撮影です。
何度も絶壁に阻まれて不動滝右岸の撮影ポイントに到達するのに随分時間を擁しました。
不動滝左岸から不動滝下の滝を巻かないと滝前には行くには難しい様でした。
不動滝の帰りに撮影しましたが、この様な美しい風景が連続して続いており見応えがあります。
洞窟から流れ出ている大量の湧き水ですが、苔の下から流れるシャワーの様な湧き水もありました。
千手滝は豪快、馬頭滝は神秘、不動滝は優美と夫々が特徴のある素晴らしい三重の滝でした。
新緑の水量の多い時期でもあって、前鬼川下流の不動七重の滝に負けないスケールを感じました。
そして前鬼川は、水の透明度、豊富な水量、巨岩や幾つもの滝が落ちる渓谷美も素晴らしかった。
最後に今回の滝めぐりに同行して頂いたお二人に感謝です。
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