三重(みかさね)の滝は、前鬼川上流域の支谷である滝谷にある三つの大滝、上の方から馬頭滝45m、
千手の滝50m、不動滝60mの総称ですが、修行をする滝のためアプローチは険しく簡単には行けません。
今回は滝友ふぇるめーるさん、沢登りに精通されたヒロさんとの同行でしたが、三滝撮影は淡い期待でした。
不動七重の滝を右手に見て走ると林道ゲート止め迄車が入ることが可能ですが、登山道は通行止めです。
舗装された林道を歩くこと約30分で、登山や滝見道への基点になり宿坊でもある小中坊に到着しました。
小中坊から三重の滝3.2Kの看板の所から滝見道に入って緩やかな登り坂を登り切った所で小休止です。
今度は一転急な下り坂が続いて写真右下の様な真新しい橋を通過して、滝見道をどんどん下って行きます。
やがて歩き出してから約90分で、ここで行者が水行をすると言われる「垢離取場」に到着しました。
前鬼川本流でも三重の滝が合流する地点よりも更に上流に位置しますが、水の透明度が高いです。
岩飛びで対岸に渡りましたが、ここからは滝見道もやや不鮮明になり赤テープ頼りの所もあります。
やがて真新しいツリ階段を降りて行くと歩き出してから2時間強で、千手滝の滝前に到着しました。
落差50mの末広がりの堂々たる美瀑ですが、こんな大滝が3本もあるとは驚くほど贅沢な谷です。
凄い水量のためカメラのレンズに滝飛沫かかり全景写真は沢山撮影したものの大半ボツですね。
2008.6.7撮影
馬頭滝へ