昇竜の滝から少し戻って踏み後を頼りに大きく高巻きして約40分歩くと、道から約10m
下の谷に大きな釜を持つ落差約6mの無名滝が見えて来ますので滝前に下りて行きました。
滝は小ぶりながらも滝姿の美しい滝ですが、紅葉は色付く前に枯れた感がありました。
今度は大釜の滝から左手を巻いて進むと岩に挟まれた落差約10mの美瀑の直瀑が落ちていますが、
左からは岩に隠れ見えません。(実は、左巻きの前に右巻きをして失敗した時に滝を発見しています)
10m滝の上方から谷の上流を見ると二筋の滝が見えたので、10m滝をスルーして先に進みました。
紅葉に陽射しが刺し差込んだ脇を水量は少な目ながらも落差約25mの無名滝が落ちていました。
落差があるので滝の全貌を撮影するのは厳しかったですが、なかなか良い感じでした。
本谷は左に大きくカーブして赤い岩肌の総落差約30mの段瀑が優雅に流れています。
滝左側のワイヤーが邪魔で紅葉もイマイチながらもなかなか美しい景観でした。
右沢の滝とのツーショットですが、滝前は広い空間があって、滝筋も美しく見応えがありましたね。
2007.11.4撮影
下段の滝の赤い岩肌には落ち葉が積もって白い滝水と良くマッチしていました。
上段の滝前には、左手から岩を登って行きましたが、行きは良い良い帰りは恐いでした。
上段の滝も穏やかな水の流れで静かに小さくて浅い滝壷に落ちていました。
この滝の上流にも滝名の付いた「コーリンノ滝」がありますが、次回のトライです。
今回の矢納谷は無名滝を含め多くの滝が見えて大満足でした。
最後に、今回もご一緒頂いたふぇるめーるさんに感謝です。
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