十津川村神納川榎谷の支流、ツツジ谷にある滝を求めて、滝仲間ふぇるめーるさんと行って来ました。
R168を南下して谷瀬の吊橋の看板から約5分で津越野隊道トンネルを抜けると直ぐに右折して、
紅葉の美しい中西滝方面への県道R733に入ってから右折し山天集落奥の駐車場に駐車しました。
仕事道を歩いて榎谷に下りる予定でしたが、脇道に惑わされ約20分ロスってようやく谷に降りました。
谷は伏流で全く水が流れておらず、殺風景な谷を歩くと水も流れ出し大きな堤防が見えて来ました。
左手から巻いて連続した2つの堤防を越えて谷に下りるとまた伏流に戻りました。
砂利に覆われた浮流の谷を歩くと水も復活して小さな滝が見えて来ました。
ようやく沢らしくなってきたかなと思ったのに、とてもとても甘かったです。
ようやく、右手から合流する「クルミ谷」の出合に到着してものの、目的の正面の
荒れた谷を目にして、暑い中を歩く疲労もあって先に進む意欲が低下して来ました。
いやいやながらも先に進むと、追い討ちをかける様に両岸が崩壊して巨岩と倒木に
覆われた悲惨な風景を目にしてリタイヤしたかったものの、気力を振り絞って先に進みました。
崩壊現場は、約200m少々続きましたが、写真の地点は既に2/3を超えています。
帰路のことを考えると体力的にも非常に厳しく、この後、不安が的中することになりました。
崩壊現場を越えて先に進むとようやく沢らしくなり、ヘルメットを装着して小滝を巻いたり、滑滝を直登りしたりして
先に進むとやがて、榎谷から右手はツツジ谷、左手のミコシ谷との分岐に到着しました。
右手のツツジ谷に入り巨岩帯の沢を遡上すると、ようやく滝姿が現れたものの滝下まで辿り付くのも厳しかったです。
滝は、落差60mと言われていますが、目に出来るのは下段の2/3程度になります。
落差はあるものの此処までの労力には相応しない滝姿にやや物足らなく感じました。
2011.8.18撮影
正面写真を撮影後、滝横の写真を撮るため、横たわる倒木を跨いだ時、事故が起きました。
疲労からか足の踏ん張りが利かず、谷中に転倒してしまい左肘と左胸を強打してしまうと共に
三脚に取付けたカメラも一部水没させてしまい不運にも撮影はここで終了となりました。
伏流、崩壊、アブと癒しの少ない夏場の往復7時間近くの谷歩きは、いつも以上に厳しかったです。
何でも無い所での転倒によるケガは、疲労による集中力の欠慮としか考えられないですね。
最後に、サポートして頂いたふぇるめーるさんに感謝です。
中西滝へ